インプラントの種類

インプラント(人工歯根)の形状や材質、主なメーカー(ブランド)まで、インプラントに関する種類を徹底リサーチしました。

インプラントの種類は100以上?

デンタルインプラントが安全性の高い治療になってから、数多くの種類が世に出されています。その種類は100を超えると言われていて、普通の人ではとても選びきれるものではありません。

インプラント治療をする歯科クリニックでは、1人ひとりに合わせた材質選びができるように努めています。そして、ここで紹介する情報を知っておくだけでも、治療がスムーズにいくと思いますよ。

インプラントの材質の種類

材料は数種類だけで、ほとんどのケースにおいてチタンが使われます。

チタン(純チタン)

インプラント治療の多くで、純度の高いチタンが用いられています。これは、次のようなチタンの持つ特徴があるからです。

  • 強度が非常に高い
  • 生体親和が高い(骨としっかり結合する)
  • 金属アレルギーが起きにくい
  • 腐食しにくい

チタン合金

純チタンよりも強度があり、生体親和も高いのが特徴。さらに加工性にも優れています。

チタン・ニッケル合金

形状記憶の特性がありますが、骨との結合性はチタンに劣るといわれています。

インプラントの形状の種類

本来は、人工歯根のパーツをインプラントと呼びます。様々なメーカーから製品が出されていて、形状によって次のような種類に分けられます。

  • スクリュー
    いわゆるネジのような形状をしていて、最も使われているタイプ。
  • シリンダー
    スクリューと並び、シリンダーも良く使われるタイプです。ネジのような「らせん」がない、円筒の形をしていて埋め込むのが用意なのが特徴。
  • ブレード
    現在はほとんど使われていません。T字の板状になっていて、骨の厚みがあまりない箇所に使えるというメリットがありますが、破損しやすいという欠点があります。
  • バスケット
    スクリュータイプと似ていて、らせんがあるのは同じです。表面に穴がいくつも空いていて、そこから骨が入っていくので結合力が強いのが特徴。ただ、中身が空洞のため強度に問題があり、いまはあまり使われていません。

インプラントのメーカー一覧

治療をする前にぜひ知っておきたいのが、インプラントのブランドです。クリニックに電話などで相談する際も、どこのメーカーを扱っているのか確認しましょう。ここでは、代表的なメーカーを紹介します。

  • ノーベルバイオケア
    最も長い臨床試験・実績があり、とても安全性の高いメーカー
  • ストローマン
    画期的な技術研究で有名なメーカー
  • アストラテック ・ザイブ ・アンキロス
    骨との接合部分が緩みにくいと医師からの評判が高い
  • 京セラデンタルネット
    国産トップシェア
  • プラトンジャパン
    サイズ展開が豊富な純国産メーカー