こんな症状があると無理!インプラントが不可能なケース
インプラントの手術が無理とされている条件を調べてまとめています。ただ、医師に不可能といわれても、それを可能にする医師がいることも事実です。
インプラント治療が不可能?無理な症状一覧
煙草を吸う人 | すべての喫煙者が受けられないという事ではありません。 ヘビースモーカーや、歯周病や血行障害の可能性が高い方は、受けられない場合があります。受けられたとしても、血行が悪いと骨とインプラントの結合を邪魔し、折角いれたインプラントが抜けてしまうこともあります。 喫煙者が治療を受ける条件として、治療後も定期健診に通う事があげられます。 |
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骨粗鬆症 | インプラントはあごの骨に人工歯根を埋め込むため、骨密度が低すぎる症状の人は受けることが出来ない可能性があります。 骨粗鬆症の中でも、タイプ4以上の場合(密度が低く、軟らかい)受けることが出来ません。タイプ3以下の人は煙草を吸わない人のみ、受けられる可能性があります。 また骨密度を増やす「ビスフォスフォネート製剤」を処方されている場合も、顎骨壊死の可能性があるとして受けることが難しいとされています。 |
糖尿病 | 糖尿病は免疫機能が低下しているため傷が治りにくく、メスを使う手術を必要とするインプラントは受けることが難しくなります。 すべての糖尿病患者が受けられないわけではなく、糖尿病の程度を知るためのHbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)の値が7以上の人のみ受けられないようです。 |
心臓病 | ペースメーカーや人工弁置換術をうけた人は不可能となっています。インプラントは自然の歯に比べて、口内のトラブルが多くなってしまいます。口内の細菌がペースメーカーなどに付着し、感染症を引き起こす恐れがあるため避けた方が良いでしょう。心筋梗塞の場合は、発症から時間が経過しているとうけられる可能性がありますので、確認してみましょう。 |
あごの骨がたりない | 実歯が抜けてしまい長期間たつと、あごの骨がやせてしまうといわれています。 インプラントはあごの骨に人工歯根を埋め込むので、痩せすぎた骨だと埋め込みが出来ない場合も。 その場合は、あごの骨を移植する手術が必要です。基本的には本人の骨(奥歯付近)を移植しますが、人工の骨を使う場合もあります。 |
無理だと思いこむ前に歯科医師に相談を
インプラントをすることが条件的に難しくても、腕のいい医者はなんらかの解決方法を探してくれます。
例えば「あごの骨が足りないからインプラントは無理ですね」と言われた人でも、別のクリニックで相談したら「足りない骨はわずかなので、骨を増やすところからはじめましょう」と前向きに進めてくれるところも。
キレイな口元になって、これまでどおり食事をするためにも、ぜひ納得のいく説明をする医師を探してください。